証券会社は色々とありますが、ポイント投資をするのであれば、楽天証券かSBI証券のほぼ2択となります。
どちらも有名どころということもあり、両者を比較したサイトは多々見つかりますが、どの違いが実際に大事なのかというのは中々難しいですよね?
そこで、今回はこの2社について「ポイント投資に使う」ことを意識した上で、両社の特徴や比較などを紹介していきたいと思います。
それぞれの会社の特徴
まずは両社の特徴を紹介していきます。
今回は「ポイント投資」をする上でということなので、ポイント投資をする上での特徴をご紹介したいと思います。
使えるポイント
まずは両社で使えるポイントは下記のようになっています。
証券口座 | 使えるポイント |
SBI証券 | Tポイント・Pontaポイント・dポイント(※貯めるのみ) |
楽天証券 | 楽天ポイント |
SBI証券の方が使えるポイントの種類が多い一方で、楽天証券はポイント還元率が高くなりやすい楽天ポイントが使えるという違いがあります。
ポイントで買えるもの
次にポイントを使って買うことが出来る商品を比較したいと思います。
証券口座 | ポイントで買える商品 |
SBI証券 | 投資信託 |
楽天証券 | 投資信託・国内株式・米国株式・バイナリーオプション |
ポイントで使えるものを見ると、楽天証券が圧勝ですね。
しかし、非常に注意するべきポイントとして、この中で実際にポイントだけで買うことが出来るのは現実的に投資信託とバイナリーオプションとなりますが、バイナリーオプションはこちらはあまりオススメできません。
国内株式や米国株式は最小単位でも数千円~数万円程度必要となり、ポイント投資するとなると相当な努力が必要となるのは想像に難くないと思います。
そのため、現実的にポイント投資で使えるのは投資信託一択となり、大した差はないかなという印象です。(ちなみに投資信託は100円~で1円単位で買えます。)
積み立てメリット
実は楽天証券、SBI証券ともになんと、投資信託を保有しているだけでポイントがもらえます。
ちなみに、もらえるポイントはこんな感じです。
証券口座 | 積み立てメリット |
SBI証券 | 毎月の月間平均保有金額に対して0.02%~0.25%。 ※銘柄による 例)ポイント付与率が0.05%の投資信託の場合、10万円所持していると毎月約4ポイント。 詳細は< こちら > |
楽天証券 | 月末時点の残高が、はじめて一定金額に達したときにポイント付与。 例)10万円に到達すると10ポイント。 詳細は< こちら > |
なんと、楽天証券は各到達金額ごとに1回だけなのに対し、SBI証券は毎月もらえるという太っ腹対応です。
ポイント数自体は確かに大きくはないですが、同じ10万円分の投資信託を持っていた場合、SBI証券であれば所持しているだけでずっともらえる分、非常にお得です。
その他はほとんど変わらない
扱っている投資信託の種類や、株式等の銘柄、手数料についても若干の差がありますが、どちらも同程度に揃っており、特定の銘柄が欲しいなどという事が無い限りはほとんど大差ありませんが、若干SBI証券の方が優れているという印象です。
一方で、SBI証券に比べて、楽天証券の方がトレードに使用するツール類が充実してはいますが、ポイント投資で行う投資信託程度であれば、ツールは重要ではないので気にならない差だとは思います。
楽天証券がおすすめの人
楽天証券はSBI証券に比べて、サービス面でのメリットが少ないのは事実です。
しかし、楽天ポイントは楽天市場や楽天カードなどと組み合わせると非常によい効率で貯めることが出来るるため、日ごろから楽天を目いっぱい使用しているという方にはおすすめです。
また、楽天証券では保有面でのメリットはありませんが、楽天市場でのショッピングなどで常日頃からポイントを貯められるため、継続的にポイントを増やすことは難しくないかと思います。
SBI証券がおすすめの人
こちらは万人におすすめです。
Tポイント、Pontaポイントでのポイント投資は楽天に比べネットショッピングでのメリットはありませんが、「ハピタス」やショッピングモール、クレジットカードとの組み合わせを活用するとAmazonや楽天、YahooショッピングなどのメジャーなECサイトでもポイントが貯められるため、若干の手間はかかりますが、しっかりと貯めることが可能です。
加えて、楽天ポイントではない強みとして、実店舗での買い物でもポイントを貯められるという点も大きいでしょう。
また、投資信託の保有でもポイントが貯まるため、積立投資のメリットを享受しやすいこと、積立でもらえるポイントが増えることで、モチベーションを保ちやすい点も見逃せません。
まとめ
さて、ここまでそれぞれの特徴やどちらがオススメ化を紹介させていただきましたが、話をまとめると
・楽天のヘビーユーザーなら楽天証券
・それ以外の人はSBI証券
がおすすめです。
楽天証券の最大のメリットは楽天ポイントの還元率ですが、Tポイントでも各種のサイトやクレジットカードなどを組み合わせればそこそこ高い還元率まで持っていけるため、大きな差が無い一方で保有特典の違いなどから基本的にはSBI証券に軍配が上がります。
もし、まだ口座開設で悩んでいるという方は、無料ですのでまずはSBI証券で口座開設をしてみるのが良いでしょう。